キッズコーナー家具の選び方。安全性から考える配置と設計
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キッズコーナー家具は、見た目のデザインだけでなく、安全性や設置環境を踏まえて選ぶことが重要です。
近年では商業施設や公共施設など、さまざまな場所にキッズコーナーが設けられるようになり、「どんな家具を選ぶか」だけでなく「どう置き、どう使われるか」まで含めた設計が求められています。
こちらでは、キッズコーナー家具の選び方を、実際の設置を想定した視点から整理し、施設別の事例とあわせて紹介します。
キッズコーナーが必要とされる理由
キッズコーナーは、子どもが安全に過ごせる場所であると同時に、施設全体の利用体験に関わる重要な空間です。待ち時間や滞在時間の中で、子どもが過ごせる場所があることで、保護者の心理的な負担が軽減され、施設内での時間を落ち着いて過ごしやすくなります。
その結果、受付や待合、周辺スペースの混雑緩和にもつながります。
また、キッズコーナーの有無や空間の印象は、施設に対する安心感や満足度にも影響します。「子ども連れでも利用しやすい施設」という評価は、再訪や口コミといった面でもプラスに働きます。
近年では、キッズコーナーを単なる付加設備としてではなく、施設運営やサービス設計の一部として位置づける考え方が広がっています。利用者の動きや滞在シーンを踏まえたキッズコーナーづくりが、施設全体の価値向上につながっています。

キッズコーナー家具に求められる基本的な考え方
キッズコーナー家具は、子どもが使うことを前提とした安全性が欠かせません。
角のない形状や柔らかい素材を取り入れることで、転倒や衝突時の負担をやわらかく受け止め、子どもの動きに寄り添った設計につながります。
また、キッズコーナーは不特定多数が利用する空間であるため、安全性だけでなく、清掃やメンテナンスのしやすさも重要な検討ポイントとなります。
日々の清掃がしやすく、無理のない管理ができる家具であることは、施設全体の運用面にも大きく関わります。
キッズコーナー家具を選ぶ際は、見た目やデザイン性だけで判断するのではなく、安全性・使われ方・管理のしやすさを含めて考えることが大切です。
施設別に見るキッズコーナー導入事例

事例① 商業施設のキッズコーナー
造形家具を使った“遊びのきっかけ”づくり
有機的なフォルムのキッズ家具を配置し、「座る」「またぐ」「登る」など、使い方を限定しない遊びが自然に生まれる空間です。
家具自体がオブジェのような存在となり、子どもたちの想像力を刺激しながら、滞在中に思わず足を止めたくなるアクセントとしても機能しています。
商業施設や待合スペースなど、限られた面積でも“らしさ”を演出したいシーンに適した事例です。

事例② 公共施設のキッズコーナー
マット一体型キッズコーナーの安全設計
床から立ち上がりまでを一体で設計した、安全性と見守りやすさを重視したキッズコーナーの事例です。段差を極力なくし、柔らかな素材で統一することで、転倒や衝突のリスクを抑えながら、はいはい期〜未就学児まで安心して利用できる空間を実現しています。
壁面には知育要素を取り入れ、「遊びながら学べる」+「保護者が安心して見守れる」構成となっています。
事例③ 博物館のキッズコーナー

体を動かして遊べるアクティブ型キッズスペース
立体的な造形遊具を取り入れ、体を使って遊ぶことを主役にしたキッズスペースの事例です。単なる「待ち時間対策」ではなく、施設そのものの印象を高めるスペースとして機能している点が特長です。
公共施設やファミリー向け施設との相性が高い構成です。
キッズコーナーづくりで意識したい共通ポイント
施設や用途が異なっても、キッズコーナーづくりには共通する考え方があります。
まず重要なのは、視線を遮りすぎない配置とし、保護者が自然に見守れる距離感を保つことです。完全に囲い込むのではなく、空間としてのつながりを残すことで、安心感のある環境につながります。
また、家具の点数を増やしすぎず、配置に余白を持たせることで、子どもの動きが交錯しにくくなり、転回や行き来もしやすくなります。動線を整理することは、安全性だけでなく、限られたスペースを有効に使ううえでも重要なポイントです。
キッズコーナーは、子どもだけの場所ではなく、保護者の滞在や施設全体の流れとも関係する空間です。
子どもと保護者、双方の動きを同時に想定することが、使いやすく、長く活用されるキッズコーナーにつながります。
施設に合ったキッズコーナー家具を選ぶために
キッズコーナー家具に、ひとつの正解はありません。利用シーンや設置場所、管理体制を踏まえたうえで、無理のない構成を考えることが重要です。
家具単体で選ぶのではなく、空間全体との関係を意識することで、安全性と使いやすさを両立したキッズコーナーを実現できます。
sixinchでは、設置する空間や利用シーンに合わせて、造形家具・キッズコーナーのご提案を行っています。やわらかい素材と角のない形状を採用することで、転倒や衝突時の衝撃をやわらかく受け止め、子どもが安心して使える環境づくりを大切にしています。
設計段階でのご相談や、既存スペースの見直しについても対応可能です。キッズコーナー家具の導入をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。


