使う人の記憶に残る空間へ。オーダーメイドソファで叶える、空間づくりの第一歩
商業施設や学校、病院などで使われる家具は、単にそこに「置かれているもの」ではなく、人が過ごす時間や印象に大きく関わる存在です。
特にソファは形や座り心地が空間の快適さを左右するため、目的やブランドに合わせて設計するオーダーメイドの需要が高まっています。
こちらでは、オーダーメイドソファーの定義や導入メリット、設計・製作におけるポイント、費用感や活用事例に加え、sixinchが提供する独自のソリューションまでを詳しくご紹介します。
空間デザインの精度を高めたい、施設の個性を家具で表現したい。そんな設計者・施設担当者の皆様にとって、具体的な選定と導入のヒントとなる内容をお届けします。
オーダーメイドソファーとは?
オーダーメイドソファーとは、空間の用途やコンセプトに応じて一から設計・製作される特注のソファのことです。一般的な既製品と異なり、設置環境や利用者の特性に応じた高い専用性を持ち、空間に対するフィット感や使いやすさ、視覚的な統一感を実現できます。
商業施設や学校、病院など、さまざまな場所で「その空間で過ごす時間や感じ方を大切にしたい」という考え方が少しずつ根づいてきています。人が集まる場所だからこそ、心地よく過ごせる空間づくりが、これまで以上に重視されるようになっています。
そうした想いに応えるかたちで、空間に寄り添うオーダーメイド家具を選ぶ法人・団体が増えています。
デザイン性だけでなく、使い勝手・安全性・お手入れのしやすさまでトータルで考えられる点も、大きな魅力です。
オーダーメイドが選ばれる理由と導入のポイント
オーダーメイドソファは、見た目の美しさだけでなく、「実際に使うシーン」を大切にして設計できます。
例えば、小さなお子さまが利用する施設では角のないやわらかな形状に、医療施設では衛生面に配慮した素材選びに。使う人や場所に合わせて、最適なデザインと機能を備えることができます。
耐久性や安全性の面でも、設置環境に応じた細やかな対応ができるのは、オーダーメイドならではの強みです。
また、商業施設や公共空間では、多くの人がソファを使うため、お手入れのしやすさもとても重要なポイントです。
オーダーメイドなら、汚れに強い素材やコーティングの選定、メンテナンスしやすい構造の工夫なども、設計段階から取り入れることができます。
日々のお手入れが簡単になり、清潔で心地よい空間を無理なく保てます。
費用の目安と考え方
「高そう」というイメージだけで判断せず、しっかりと費用と価値を見極めることが、満足のいく導入につながります。
オーダーメイドソファーの主な価格帯は以下です。
●中型ソファー:20万〜50万円前後
●大型・造作ソファー:60万〜100万円以上
※価格はサイズ・形状・仕様・製作工程によって大きく異なります。
オーダーメイドソファは最初の費用が少し高くなることもありますが、その分しっかり長く使え、空間にぴったり合ったデザインで施設の印象を高めてくれます。買い替えの回数も減り、全体で見ればとてもコストパフォーマンスの良い選択といえます。
導入事例のご紹介
実際にオーダーメイドソファーを導入した空間では、どのような成果が得られたのでしょうか。以下に、代表的な事例をご紹介します。
商業施設のロビー空間
KOKUYO コミュニケーションホール “CORE”
中央に配置されたソファーは、有機的でやわらかなフォルムが特徴で、まるで川辺に無造作に転がる石ころのように空間に自然と溶け込む造形美を演出しています。
低座で広めのシート設計は、訪れる人々に開放感と安心感を与え、カジュアルに過ごせる雰囲気をつくり出しています。
公共施設のキッズスペース
表参道 kid’s no mori
やさしい色合いとユニークな形のソファは、座るだけでなく遊び道具にもなります。寝転んだりまたいだりと、子どもたちの自由な発想を引き出してくれる存在です。空間にやさしさと楽しさをプラスしてくれます。
▼事例詳細はこちら
https://sixinch.jp/project/omote-sando-kids-no-mori/
教育機関のラウンジエリア
麗澤大学 – Reitaku University –
シンプルながら存在感のあるソファは、その場の緊張をほぐし、自然とアイデアが広がる空間をつくってくれます。心地よい空間に身を置くことで、学びへの集中や発想の転換もスムーズに。研究や講義の合間に、静かに思考を整理する場としても活躍します。
▼事例詳細はこちら
https://sixinch.jp/project/reitaku-university/
制作の流れ|sixinchのモノづくり工程
sixinchでは、家具をただの道具ではなく、空間を彩るアートピースのような存在として考えています。なめらかな曲線や立体的なフォルムは、まるで彫刻のように空間にアクセントを加え、印象をぐっと高めます。
やわらかさと丈夫さを兼ね備えたポリウレタンフォームと、独自のsixinchコーティングによって、美しさと使いやすさを両立できるのも大きな特長です。
デザイン提案
遊具・ファニチャー・アートオブジェなど、どのような用途でも対応可能です。お客様からいただいた図面やスケッチをもとに、形状・用途・設置環境に応じたデザインを設計いたします。
イメージ段階のラフスケッチからでもご相談いただけます。
ウレタンフォーム成型
完成イメージに沿って、CNC切断機を使用してウレタンフォームを加工します。
密度の異なるフォーム材を用途に応じて選定し、造形の自由度と強度を両立したベースを製作するので、独特な曲線や立体構造も高精度で再現できます。
コーティング
使用環境やプロジェクトの目的に応じて、仕上げコーティングを施します。屋外使用向けの防水・耐候性仕様や、屋内向けの抗菌・防汚仕様など、必要に応じた性能を持たせた仕上げで、美観と耐久性を両立させます。
納品・設置・引き渡し
設置場所に応じた搬入・設置を行い、最終確認のうえで引き渡しとなります。必要に応じてアフターフォローや追加対応もご相談可能です。
これまで数多くのプロジェクトで培った経験をもとに、空間のコンセプトや設計の意図をしっかりと汲み取りながら、最適なご提案・製作を行っています。素材選びからデザイン検討、パース作成、試作による細やかな検証まで、設計者と一緒に、空間を象徴する一台をかたちにしていきます。
最適な一台で空間の印象と機能を一新
オーダーメイドソファは、ただ「座るための家具」ではありません。
空間の世界観や過ごしやすさを左右し、訪れた人の記憶に残る体験をつくり出す、空間づくりの要となる存在です。
その場にふさわしい一台を置くだけで、空間全体の印象が変わり、雰囲気や居心地に深みが生まれます。快適性・視認性・使いやすさに優れたソファは、利用者の滞在時間や満足度を高め、施設のブランド価値や印象づけにもつながります。
こうした効果を最大限に引き出すには、建築や内装の設計段階から、ソファを含めた空間全体を考えることがとても大切です。
動線・素材・照明などとの調和を初期から視野に入れることで、完成度の高い空間が実現します。
空間に最適なオーダーメイドソファーをご提案します
「施設の特性に合わせたソファを設計したい」「他にはない造形で空間に印象を与えたい」とお考えのご担当者様へ。
sixinchでは、設計初期段階からのご相談に対応し、用途・導線・ブランドイメージに合わせたオーダーメイドソファをご提案しています。素材選定から試作・納品まで、一貫したサポート体制で、空間価値を高める最適な一台を形にします。
検討段階でもお気軽にご相談ください。具体的な要件が決まっていない場合でも、空間やイメージに合わせた最適な設計を丁寧にサポートいたします。